ブラジル・ポルトガル語文法 実況中継

『ナラ・レオン 美しき
ボサノヴァのミューズの真実 』
(P‐Vine BOOKs)

『ボサノヴァの真実
その知られざるエピソード』

Coffee & Music
-Drip for Smile-

● ジルベルト・ジル『声とギター ジル・ルミノーゾ』
Gilberto Gil『Gil Luminoso』

「声とギターだけで、精神的な世界を織り成すアルバムを作るのが夢だった」
(ジルベルト・ジル/ライナーノーツより)

トロピカリア・ムーブメントの音楽的リーダーであり、40年近くに渡ってブラジル音楽界を牽引してきたジルベルト・ジルが、全曲自作のレパートリーを弾き語りでつづった唯一のスタジオ録音(1999年作品)。その本質ともいうべき哲学観・宇宙感が繰り広げられる、全音楽ファン必聴の一枚。サンバ、ボサノヴァ、アフロ、レゲエ、フォーク、ブルース…パフォーマーとしてのサウンド変遷と、コンポーザーとしての魅力が「声とギター」に凝縮された、キャリアに燦然と輝く傑作アルバム。(帯より)

ジルの魅力が手に取るように伝わってくる作品だと思います。ギターの温かさ、そして聴いているとなんだか気持ちが落ち着いてしまうジルのふんわりとした声。そして、このアルバムにおいて歌詞の比重はとても大きいものだと思います。
正直、あまりにも濃密なジルの世界に、翻訳と言う点では本当に苦労しました。(それはもちろん、私の力不足に負うものですが。)幸い、ジルの公式HPに、本人のコメントを寄せた解説に近いものがあったので、それを参考に仕上げました。
「無」などの東洋思想を感じさせるものが多いのですが、一方、キリスト教に基づく曲もあり、ブラジルという国の大きさや、ジルの幅広い宇宙感を感じてもらえるのではないかと思います。
一方で、訳をやらせてもらったベネ・フォンテレスの序文や、中原仁さんの解説にもある通り、「言葉の響き自体がすでに詩」であり、音楽です。そんな観点からも大いに満喫できるアルバムなのです。

01.Preciso aprender a so ser/ただいることを学ばないといけない
02.Aqui e agora/ここ、そして今
03.Copo vazio/空っぽのコップ
04.Retiros espirituais/黙想
05.O seu amor/自分の愛
06.Tempo rei/時の神様
07.O som da pessoa/人の響き
08.Cerebro eletronico/電子頭脳
09.A raca humana/人類
10.Voce e voce/あなたとあなた
11.Super-Homem - a cancao/スーバーマン ー 歌
12.Rebento/とどろき
13.Metafora/隠喩
14.Meditacao/瞑想
15.O compositor me disse/作曲家が言うんだ

2006年11月22日発売 NRT/DDCN-3006

声とギター ジル・ルミノーゾ